スキージャンプ(すきーじゃんぷ)
一言でいうと:相場流の急落反動パターン。急落からの本数で測り、基本2本・最大4本で第2波を売る。押し目にも安値割れ飛び乗りにも見えるが、どちらも罠。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 想定方向 | ショート |
| 判定足 | 日足 |
| 状態 | 草案 |
| 発見日 | 2026-07-22 |
| 代表例 | TSE:7203(トヨタ)、TSE:6902(デンソー)、TSE:7309(シマノ) |
| 上位概念 | 相場流の急落反動パターン |
型のイメージ
価格がドスンと落ちる(第1波=急落)。
そのあと戻す/ヨコヨコする(反動)。戻しは弱い。5MAの上に一瞬出ても、5MAが急角度下向きなら下半身はダマシ。
反動本数が終わったあとの再下落が第2波。ここで売る(2波目売り)。
全体の軌跡がスキージャンプの踏み切り台〜斜面に見える。
名前の由来:ドスン下げ→浅い戻し→再加速下落のシルエットがスキージャンプ台に似ているから。
位置づけ:相場流でいう急落反動パターンを、本数ルールで技として固めたもの。
本数ルール(核心)
カウント対象は 急落(第1波)の翌日からの反動足。
| 本数 | 扱い |
|---|---|
| 基本 2本 | 典型。陽線→陽線の次の否定などで第2波売り |
| 3〜4本 | 許容(最大4本)。遅れてもシーン内 |
| 5本以上 | シーン未完。スキージャンプとしては成立しない。入らない |
- 基本は2本待ち。4本以内に第2波(否定陰線/再下落)が出れば売る
- 5本目まで反動が続く/終わらないなら、その局面はシーン未完として見送り
- 「だいたい2本」ではなく、上限4本で切る
出現する局面は2つ
| 局面 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 高値圏スキージャンプ | 上げ終盤・高値更新直後の初動修正 | 7203、7309、三人目騙し上げ後 |
| 下落局面スキージャンプ | すでに下げに入ったあとの急落→浅い戻り | 6902 |
どちらも核は同じ:第1波で飛び乗らない。反動を基本2本(最大4本)待って第2波で売る。5本以上はシーン未完。
押し目・安値割れ飛び乗りとの違い(重要)
| 押し目買い | 安値割れ飛び乗り売り | スキージャンプ | |
|---|---|---|---|
| 見え方 | 戻したから買い | 過去安値割れたから売り | 戻しは罠/安値割れ直後も罠 |
| 典型ミス | 2本戻しを買う | 「わーい!」で追撃売り | — |
| 正しい扱い | 終盤なら買わない | しない | 反動2本(最大4本)待って第2波で売る |
切り分けの軸は「戻したか/安値を割ったか」ではなく、急落後の反動本数が4本以内で第2波に入るか。
必須条件
- 判定は日足で行う
- ドスン第1波がある(急落)
- そのあと 反動(戻し/ヨコヨコ)が基本2本・最大4本である
- 売りトリガー(2波目):反動終了後の否定陰線、または再下落開始(4本以内)
- 戻し中、5MAが急角度の下向きであることが多い(上抜けてもダマシ下半身)
上記が揃うと、スキージャンプとして売る。押し目買いもしない。安値割れ直後の飛び乗りもしない。
5本以上続く反動はシーン未完なので、この技では扱わない。
加点条件
- 高値圏:直前に高値更新/5波上げ後/散々ナンパの三人目付近
- ピークに 騙し上げ・宵の明星・逆下半身大陰線など、上げ終わりの合図がある
- 戻しで価格が 5MAの上に出るが続かない(ダマシ下半身)
- 戻しが 浅い(第1波の大半を埋めていない)
- 下落局面:直近安値を第1波で割ったあとの浅い戻り(安値割れ自体は売り材料にしない)
除外条件
- 上げ途中・中段の調整を終盤と誤認している
- シーン未完:反動が5本以上続く(上限4本を超えた)
- 戻しが深い(本数以内でも第1波をほぼ埋める戻しは別物寄り)
- 5MAが下向きでない/フラット寄りで、支えの押し目に見える
- 反動待ち前に売る(過去安値割れ「わーい!」売りを含む)
- 否定/再下落が出る前に先回りする
※「すでに下げの途中」は除外ではない。下落局面スキージャンプとして成立しうる。
エントリー
表記:売り単位 - 買い単位(1単位 = 100株)。例:1-0 = 売り100株。
| タイミング | 条件 | 行動 |
|---|---|---|
| エントリー | 第1波後、反動 基本2本(最大4本) → 第2波(否定陰線/再下落) | 1-0 |
| 見送り | 反動が 5本以上(シーン未完) | 入らない |
| (未決)売り増し | 第2波後にさらに加速 | 要観察 |
| 損切り | 反動区間の高値を終値で明確に超える | 全部手仕舞い |
| 利確 | (たたき台)一段下げの達成/ヨコヨコ変化型は別判断 | 要観察 |
流れ:
- ドスン第1波(急落)を確認する
- 売らない(安値割れでも売らない)
- 反動を数える。基本2本、最大4本(5MA上抜けがあっても、急角度下向きならダマシ下半身)
- 4本以内に第2波が出たら
1-0 - 5本以上ならシーン未完 → 見送り
- 反動高値を終値超えしたら損切り
禁止
- 過去安値割れ「わーい!」での飛び乗り売り(6902注釈の核心)
- 第1波直後の戻り待ちなし売り
- シーン未完(5本以上)での無理な当てはめ
- 「5MAに乗った」だけで押し目買いすること
- 否定陰線/再下落前の先回り売り
変化型
ヨコヨコ変化型(勢いが強いとき)
第2波で売ったあと、すぐ大陰線続落せず ヨコヨコすることがある(7203注釈)。
エントリー自体はスキージャンプだが、利確・含み益の伸び方は典型より遅い。追いかけ増しは慎重。
ピーク合図 → スキージャンプ
高値圏では、先にピークの売り合図が出て、そのあとにスキージャンプが続くことがある。
- 三人目騙し上げ → スキージャンプ → 2波目売り
- コマ宵の明星+大陰線逆下半身で売り → その後のスキージャンプで追い/建て直し
ピーク合図とスキージャンプは別レイヤ。ピークで既に建てている場合は、スキージャンプは建増し・継続確認になりうる。
撤退・見送り
- 想定どおり:第2波で再下落。一段を取る
- 変化型:ヨコヨコが続く → 戻し高値超えまではキープ判断、伸びなければ利確を早めに
- 想定と違う:戻し高値を終値超え → 損切り
- 見送り:シーン未完(5本以上)、中段誤認、深い戻し、5MA支え向き、反動待ち前、安値割れ飛び乗り衝動だけ
再現の目安
- 典型(高値圏):上げ終盤 → ドスン → 反動2本(5MA急角度下向き)→ 否定陰線で2波目売り → 再加速
- 典型(下落局面):直近安値割れの大陰線 → 売らない → 反動2本(最大4本)→ 第2波で売り → 一段下げ
- シーン未完:急落後の反動が5本以上続く → スキージャンプとしては扱わない
- 失敗しやすい形:安値割れで追撃する/反動2本を買う/終盤でない押し目をスキージャンプと呼ぶ/5本以上を無理に本技へ入れる
局面・他技との関係
- 散々ナンパ:三人目騙し上げ〜帰宅と重なりやすい
- 袈裟斬り:スキージャンプの一段下げのあとに戻り→オレンジ突き上げ、という順序で出ることがある(6902:下落局面スキージャンプ → のち袈裟斬り)
- スキージャンプ=初動〜途中の2波目売り。袈裟斬り=下げ入り後のオレンジ突き上げ狩り。時間軸が違う
関連:
検証ログ(スクショ解析 2026-07-22〜23)
| # | 銘柄 | 局面 | 観測 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 7203 トヨタ | 高値圏 | 高値後ドスン→小陽線2本→再下落。注釈「勢い強い場合ヨコヨコ変化型もあり」 | 典型+変化型 |
| 2 | 6902 デンソー | 下落局面 | 直近安値割れで売るとダメ。2本待ってから売り。のち袈裟斬りへ接続 | 下落局面型の核心例 |
| 3 | (三人目例) | 高値圏 | 三人目騙し上げ → スキージャンプ → 2波目売り | 散々ナンパ接続 |
| 4 | 6902 デンソー | 下落局面 | #2と同型の拡大。安値割れ飛び乗り禁止が明示 | #2と整合 |
| 5 | 7309 シマノ | 高値圏 | ピークで宵の明星+逆下半身大陰線売り → その後スキージャンプ(陽線2本→否定) | ピーク合図+本技 |
定義への反映
- 「2波目売り」を正式トリガー名に採用
- 安値割れ飛び乗り禁止を必須の禁止事項へ
- 下落局面スキージャンプを本技の下位型として認める(「下げ途中は除外」を撤回)
- ヨコヨコ変化型を追記(7203)
- 代表例を 7203 / 6902 / 7309 に更新
- 2026-08-09:相場流の急落反動パターンと位置づけ。本数は基本2・最大4。5本以上はシーン未完
未決
- 否定陰線の厳密定義(実体陰線必須か/高値割れ陰線でよいか)
- 反動足の色の扱い(陽線2本必須か/陰線混じりヨコヨコも数えに入れるか)→ いまは本数優先で色は柔軟寄り
- 利確の定型(ヨコヨコ変化型をどう切るか)
- ピーク合図で既に
1-0のとき、スキージャンプで2-0にするか
