ものわかれ・N大(にちだい)
一言でいうと:押し目買い・戻り売りの最適なタイミングをつかむ技。継続中のトレンドで、5日線が上位の移動平均線付近から反転するところを取る。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 想定方向 | ロング/ショート |
| 判定足 | 日足 |
| 状態 | 草案 |
| 発見日 | 2026-08-12 |
| 代表例 | TSE:8267(イオン) |
| 技の目的 | 押し目買い・戻り売りの最適なタイミングをつかむ |
| カタログ上の扱い | N大はものわかれの派生だが、サンプルが重なりやすいため同じ項目で扱う |
型のイメージ
ものわかれ
上昇トレンドの継続中に、5日線が10日線や20日線など上位の移動平均線付近まで下落する。
5日線が対象線と交差せずに上向きへ反転し、再上昇を始める形を成功パターンとする。
再上昇直後に出る下半身がエントリーポイント。
基準にするのは5日線。反転対象は10日線・20日線に限らず、50日線や100日線など、5日線より上位の移動平均線すべてを含む。
逆ものわかれ
下落トレンドの継続中に、5日線が10日線や20日線など上位の移動平均線付近まで上昇する。
5日線が対象線と交差せずに下向きへ反転し、再下落を始める形を成功パターンとする。
再下落直後に出る逆下半身がエントリーポイント。
考え方はものわかれの上下を逆にしたもの。
N大(派生)の定義
N大は、直前に5日線と20日線の並び順が入れ替わっている点が通常のものわかれと異なる。
- N大(買い):下向きだった5日線が上昇し、20日線を下から上へ抜く。その後、5日線が20日線へ押し戻されるが、再び上向いて離れる
- 逆N大(売り):上向きだった5日線が下落し、20日線を上から下へ抜く。その後、5日線が20日線へ戻るが、再び下向いて離れる
最初の交差で並び順を変え、押し戻し後の再離反でトレンド継続を確認するため、移動平均線の軌跡がN字または逆N字に見える。
パターン一覧
今後のスクショは、次の4項目へ分けて登録する。
- OKパターン
- NGパターン
- PPP前夜パターン
- オレンジ抜けN大パターン
OKパターン
| 判定 | 移動平均線の状態 | 扱い |
|---|---|---|
| OK(買い) | 上昇トレンド中で、5日線と反転対象の線が上向き | 5日線の反転直後に下半身が出たら候補 |
| OK(売り) | 下落トレンド中で、5日線と反転対象の線が下向き | 5日線の反転直後に逆下半身が出たら候補 |
ローソク足の形だけでは判定しない。
既存トレンドの方向、5日線と対象線の接近、5日線の反転が先に揃っていることを確認する。
大陽線型と再エントリー
大陽線で出るものわかれは、基本的に上向きの形として扱う。
ただし、大陽線の直後はそのまま伸び続けず、いったん調整を挟むことが多い。
この例では、最初のものわかれが前高値付近へ到達したため、上値が重くなった。
調整後、次のものわかれで前高値を上抜いたところが再エントリーポイントになる。
扱い
- 大陽線の直後に追いかけて買い増さない
- 前高値などの節目へ到達したら、いったん伸び悩む可能性を考える
- 調整後の下半身と5日線上抜けを、再エントリー候補にする
- 前高値を上抜ける動きが伴えば加点する
NGパターン
| 判定 | 移動平均線の状態 | 扱い |
|---|---|---|
| NG(買い) | 移動平均線が横ばい、または下向き | 下半身のように見えても入らない |
| NG(売り) | 移動平均線が横ばい、または上向き | 逆下半身のように見えても入らない |
反転対象の線とトレンドの向きが揃っていない形、5日線が反転する前の先回り、下半身/逆下半身が直後に否定される形を蓄積する。
一回で成立しない形
最初の下半身だけでは上昇が続かず、ものわかれが一回で成功しないこともある。
最初の形が否定されたら持ち続けず、いったん撤退する。その後、移動平均線が再び上向きになり、次の下半身が出たところを別のエントリー候補として見る。
- 一回目の失敗を理由に、次の形まで否定しない
- 一回目と二回目を一続きのポジションとして耐えない
- 二回目も、移動平均線の向きと下半身を改めて判定する
PPP前夜パターン
複数の移動平均線が収束した状態からものわかれが出て、その後、移動平均線がトレンド方向へ拡散してPPPを形成する強いパターン。
買い
MA収束 → 5日線が上向きへ反転 → 下半身 → MAが上方向へ拡散 → PPP形成。
売り
MA収束 → 5日線が下向きへ反転 → 逆下半身 → MAが下方向へ拡散 → 逆PPP形成。
MA収束からの放れは、ものわかれ全体の必須条件ではない。通常のものわかれを絞り込む加点条件として使う。
オレンジ抜けN大パターン
上向きのオレンジ(100日線)を下から抜け、N大を形成したあと、上方向へ加速するパターン。
流れ:
- オレンジが上向いている
- 株価がオレンジを下から上へ抜く
- 抜けたあとに押しが入り、N大を形成する
- 5日線が再び上向きへ離れ、上昇が加速する
オレンジの角度が上向いていることを重視する。横ばいまたは下向きのオレンジ抜けは、この強いパターンとして扱わない。
代表スクショは今後登録する。
必須条件
ものわかれ(買い)
- 上昇トレンドが継続している
- 5日線が、10日線・20日線・50日線・100日線など上位の移動平均線付近まで下落する
- 5日線が対象線と交差せず、上向きへ反転する
- 再上昇直後に下半身が出る
- 下半身の終値が5日線より上にある
逆ものわかれ(売り)
- 下落トレンドが継続している
- 5日線が、10日線・20日線・50日線・100日線など上位の移動平均線付近まで上昇する
- 5日線が対象線と交差せず、下向きへ反転する
- 再下落直後に逆下半身が出る
- 逆下半身の終値が5日線より下にある
N大に追加する必須条件
- 接近より前に、5日線が20日線を狙う方向へ一度抜いている
- 交差後の押し戻しで、5日線が20日線付近まで戻る
- 押し戻し後、5日線が交差後の方向へ再び離れ始める
加点条件
- 複数の移動平均線が収束した状態から、狙う方向へ放れる
- 5日線と反転対象の線が、狙う方向へ揃って傾いている
- 5日線が対象線へ触れる前に明確に反転する
- 反転後、5日線と対象線の間隔が再び広がる
- ほかの上位線と上位足の方向も、狙う方向と一致する
除外条件
- 継続中と判断できる上昇または下落トレンドがない
- 5日線と対象線が交差してから反転している(ものわかれ基本形ではない)
- 買いで対象線が横ばいまたは下向き、売りで対象線が横ばいまたは上向き
- 5日線の反転前に先回りする
- 反転直後の下半身/逆下半身がない
- 下半身/逆下半身の直後に5日線を逆方向へ抜けて否定される
- N大として扱うのに、事前の5日線と20日線の交差がない
エントリー
表記:売り単位 - 買い単位(1単位 = 100株)。
| 型 | 条件 | 行動 |
|---|---|---|
| ものわかれ(買い) | 上昇トレンド中、5日線が上位線と交差せず上向きへ反転し、直後に下半身が出る | 0-1 |
| 逆ものわかれ(売り) | 下落トレンド中、5日線が上位線と交差せず下向きへ反転し、直後に逆下半身が出る | 1-0 |
| N大(買い) | 5日線が20日線を上抜けたあとの押し戻しから、上向きの再離反を確認 | 0-1 |
| 逆N大(売り) | 5日線が20日線を下抜けたあとの戻りから、下向きの再離反を確認 | 1-0 |
| 見送り | トレンド不明、5日線が対象線と交差、反転直後の下半身/逆下半身がない | 入らない |
禁止
- 5日線が上位線へ近づいただけで入らない
- 5日線の反転と下半身/逆下半身が出る前に入らない
- 5日線と対象線が交差した形を、ものわかれ基本形として扱わない
- 最初の交差だけをN大の完成とみなさない
- 方向感のない往復交差をものわかれに当てはめない
撤退・見送り
- 想定どおり:5日線が対象線から離れ、既存トレンド方向へ再び進む
- 想定と違う:下半身/逆下半身が否定され、ローソク足が5日線を逆方向へ抜ける
- 見送り:トレンドがない、5日線が対象線と交差する、反転直後の下半身/逆下半身がない
- 損切りと利確の価格基準は、実例を検証して確定する
再現の目安
- 典型(ものわかれ):上昇トレンド → 5日線が上位線付近まで下落 → 交差せず上向きへ反転 → 下半身で買い
- 典型(逆ものわかれ):下落トレンド → 5日線が上位線付近まで上昇 → 交差せず下向きへ反転 → 逆下半身で売り
- PPP前夜:複数の移動平均線が収束 → ものわかれ → トレンド方向へ拡散 → PPP/逆PPP形成
- オレンジ抜けN大:上向きオレンジを下から上抜け → N大形成 → 上方向へ加速
- 典型(N大買い):5日線が20日線を上抜け → 20日線付近まで押す → 触れる前後で5日線が上向きへ再転換
- 典型(逆N大売り):5日線が20日線を下抜け → 20日線付近まで戻す → 触れる前後で5日線が下向きへ再転換
- 失敗しやすい形:トレンドのない横ばい、対象線が逆向き、5日線が対象線と交差、反転前の先回り
ものわかれとN大の切り分け
| 観点 | ものわかれ | N大/逆N大 |
|---|---|---|
| 直前の並び順変更 | 必須ではない | 必須 |
| トリガー前の動き | 継続トレンド中、5日線が上位線へ近づく | 5日線が20日線を一度抜き、20日線付近へ戻る |
| 対象線との交差 | 基本的に交差しない | 事前の交差が必須 |
| エントリーの核 | 5日線の反転直後の下半身/逆下半身 | 20日線付近から5日線が交差後の方向へ再離反する |
| 成功後の共通点 | 5日線が既存トレンド方向へ再び離れる | 5日線が新しいトレンド方向へ再び離れる |
| カタログ上の扱い | 基本型 | 同じ項目内の派生型 |
メモ・検証ログ
- 2026-08-12:新規作成。N大はものわかれの派生だが、サンプルが重なりやすいため同じ項目へ統合
- 2026-08-12:TSE:8267(イオン)を基本形として登録。収束した移動平均線から下半身で5日線を上抜け、その後PPPを形成して拡散
- 2026-08-12:TSE:8267(イオン)のOK・NG比較を登録。移動平均線が上向きならOK、横ばいまたは下向きならNG
- 2026-08-12:TSE:8267(イオン、2015年)を大陽線型として登録。前高値で伸び悩み、調整後の次のものわかれで上抜け。再エントリー例
- 2026-08-12:TSE:8267(イオン)の再試行例を登録。一回目が不成立でも、条件を満たす次の下半身は別のエントリー候補になる
- 2026-08-12:相場流解説本を基準に定義を改訂。継続トレンド、5日線の上位線付近からの非交差反転、反転直後の下半身/逆下半身を必須とした
- 2026-08-12:ものわかれを「押し目買い・戻り売りの最適なタイミングをつかむ技」と位置づけ。MA収束からの放れは、広義の定義内にある強いパターンとして整理
- 2026-08-12:スクショを蓄積する大項目として、OK・NG・PPP前夜・オレンジ抜けN大の4パターンに整理
未決
- 5日線が対象線の「付近」にあるとする距離の基準
- 反転対象にする上位線の優先順位
- オレンジ抜けN大で、オレンジ上抜けからN大完成までに許容する本数
- 損切りと利確の価格基準
- N大と通常のものわかれが重なる実例で、呼称をどちらに統一するか



