散々ナンパ(さんざんなんぱ)
一言でいうと:長期上げの終わりに山が3つでき、オレンジ下に潜ったあと再度山をつくり、本格下落に入る高値圏の物語。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語表記 | sanzan-nanpa |
| 主な方向感 | ショート寄り(高値圏からの下落) |
| 判定足 | 日足(週足・月足は文脈確認) |
| 状態 | 草案 |
| 発見日 | 2026-07-21 |
| 代表例 | TSE:7974(任天堂・典型/カミカゼ)、TSE:9416(ビジョン・カミカゼ復帰)、TSE:3064(モノタロウ・カミカゼ)、TSE:4661(オリエンタルランド・カミカゼ)、TSE:8267(イオン)、TSE:2413(エムスリー)、TSE:1951(エクシオ)、TSE:6752(パナソニック・途中段階) |
局面のイメージ
長い上げトレンドの終盤で、高値圏に山が3つできる。
その後、日足オレンジの下へ潜り、下から特攻してオレンジを回復できず、帰宅(本格下落)に入る。
局面自体はエントリーではない。ハマったあとに、要所で技を使いやすくなる。
名前の由来:ナンパのシーンになぞらえて、要所にネーミングした。
認識の目安
- 長期の上げがあり、高値圏にいる
- 山がおおよそ3つできる(一人目・二人目・三人目)。二人目が最高値になりやすい
- ハートブレイクがある(日足の青=20MAが紫=50MAを下抜け)。基本は三人目の直後あたり。青の侵入角度が深いほど確実
- 三人目のすぐあとに、ヤケクソ3.5人目(三人目を超えないちょいアゲ)が出ることがある
- その後 日足オレンジを下に割る(ハートブレイクと前後して起きやすい)
- オレンジ下で かけつけn杯(底打ちn回。通常1〜2回)のあと、特攻(オレンジへ下から戻る山)が出る
- オレンジを回復せず、そこから本格下落(帰宅)へ進む
山の数え方は裁量寄り。機械化は急がない。
ハートブレイクの侵入角度が浅い、または青が紫を割れない場合は、カミカゼパターンへ移る確率が高い。
加点の目安
- 一人目・二人目が長い上げの最終波相当に見える(例:5波目のイメージ。任天堂例では波番号と山名が併記されうる)
- ハートブレイクがある(日足・青20MAの紫50MA割れ)。青の侵入角度が深いほど確実
- 三人目が弱い(例:一人目の実体を超えきれない)
- 二人目付近が ダブルトップ に見える
- かけつけが 2杯(ダブル底) のとき、オレンジを再度上抜けする確率は高くなりやすい(カミカゼ寄りに注意)
- 週足のローソクが明確に青(20MA)を割る(高値圏の定石。下の「高値圏の定石」参照)
高値圏の定石
散々ナンパ固有のエントリー条件ではない。高値圏全般の弱さ確認として使う。
- 週足のローソク足が明確に青(20MA)を割れると弱くなる
- ヒゲだけの触れや一時的な割り込みではなく、実体で明確に割ったかを見る
- 日足のハートブレイクより上位足の勢い切れ確認に使う
この局面ではないもの
- 底値圏・中段の3山(高値圏の上げ終わりではない)
- オレンジを回復して再び上げに戻る展開(カミカゼ。典型ルートの帰宅はいったん崩れる)
- すでに長い下げの途中での戻り山だけ(袈裟斬り側の話に近い)
段階
| 段階名 | 意味 | ここで効きやすい技 |
|---|---|---|
| 一人目 | 上げ終盤の1つ目の山 | (観察。局面認識の開始) |
| 二人目 | しばしば最高値。ダブルトップの二人目になりやすい | (観察。弱さの確認) |
| 三人目 | 3つ目の山。一人目を超えきれないことが多い。2〜3本後に天底アタックが来やすいので注意 | スキージャンプ(高値圏の初動修正で重なりうる) |
| ハートブレイク(心折れ) | 日足の青(20MA)が紫(50MA)を下抜け。基本は三人目の直後あたり。青の侵入角度が深いほど確実。浅い/割れない→カミカゼ寄り | (観察。加点) |
| ヤケクソ3.5人目(旧・おかわり) | 三人目のすぐあと。三人目を超えないちょいアゲが出る場合がある | (観察。任意段階) |
| オレンジ下潜り | 日足オレンジを下抜け | (境界。下げ側へ入る) |
| かけつけn杯(景気づけ/飲み屋) | オレンジ下での底打ちn回。通常1〜2回。2回ならダブル底で、オレンジ再上抜け確率が高め | (観察) |
| 特攻(玉砕特攻) | オレンジを下から試しにいく戻り山 | 未定。のち袈裟斬りと接続しうる |
| オレンジ回復せず | 特攻が復活にならない確認 | (確認) |
| 帰宅 | 本格下落の開始 | スキージャンプ が重なりうる。本命候補 |
| カミカゼ | オレンジを回復して上げ再開する。典型ルートの負け筋。ハートブレイク浅い/未割れでも寄りやすい | 見送り/手仕舞い側。別の取り方を待つ |
技との関係
- この局面だけでは入らない。 要所で技を使う。
- 時間軸のイメージ:散々ナンパ(下げ入り)→ 本格下落 → のち 袈裟斬り(オレンジ右肩下がりでの突き上げ狩り)
- 関連技:
再現の目安
- 正統完成:高値圏3山 → ハートブレイク/オレンジ割れ → かけつけ → 特攻失敗 → 帰宅
- 変則完成:骨格は散々ナンパだが、山の弱さ・週足ダブルトップ・袈裟斬り併記などで形が崩れている/途中段階の記録
- カミカゼ:特攻後にオレンジ反発が強い → 再上昇。典型の帰宅タイミングは逃している(のち別形で落ちることもある)。底足を見ても天井圏に見えないことがあり、振り返るとボックス上抜けに見える場合がある。調子がいいとかけつけ省略もありうる。ハートブレイクが浅い/青が紫を割れないときも寄りやすい
- 失敗しやすい認識:山を無理に3つ数える/中段の調整を散々ナンパと呼ぶ/特攻前に先走る/カミカゼ後も典型ルートのまま押し通す
スクショ検証
袈裟斬りと同様、スクショをパターン別に分ける。局面認識用。エントリー条件ではない。
正統完成パターン
3山 → ハートブレイク → かけつけ → 特攻失敗 → 帰宅、の骨格が揃っている。
| 銘柄 | 局面の要約 | メモ |
|---|---|---|
| 7974 任天堂 | 2024後半。3山→ハートブレイク→かけつけ1杯→特攻→本格下落 | 骨格がいちばん揃っている代表 |
| 8267 イオン | 「散々ナンパ」基本形。一人目二人目=最終5波目の前提付き | 命名時の基本形 |
| 2413 エムスリー | 3山+ダブルトップの二人目→景気づけ(ダブル底)→特攻→オレンジ回復せず | 説明が揃っている |
| 2413 エムスリー | 同上+帰宅まで明示 | 帰宅ラベル付きの完成形 |
| 1951 エクシオ | 3山(三人目が一人目実体をギリ超えず)→景気づけ二回 | 三人目弱い加点あり。正統寄り |
変則完成パターン
散々ナンパの流れはあるが、正統ルートから外れる/途中段階/他技と重なる。
| 銘柄 | 局面の要約 | メモ |
|---|---|---|
| 6752 パナソニック | 高値圏の3山途中。「トライ届かず」まで | 途中段階。完成前の記録 |
| 6752 パナソニック | 同上+週足・月足 | 上位足文脈付きの途中段階 |
| 6752 パナソニック | 5波上げ後、緑の青割れ→週足ダブルトップ | 正統の特攻〜帰宅より、週足DT経由の変則 |
| 8267 イオン | 基本形の途中。特攻後にカミカゼ仮説矢印あり | 形成中。帰宅未確定時点 |
| 7309 シマノ | 「ここでも散々ナンパ」+袈裟斬り2段構え | 局面と技が同一チャートに併記 |
カミカゼパターン
特攻後にオレンジを回復し、上げ再開する。典型ルートの負け筋(ショート側から見ると負け筋)。
底足を見ても天井圏に見えないところで起きることがあり、振り返るとボックス上抜けに見える場合がある。調子がいいとかけつけを省略しうる。
ハートブレイクが浅い、または青が紫を割れない場合も、こちらへ移る確率が高い。
オレンジを割らずに下値切り上げしている局面も、カミカゼ濃厚の目安になりうる。
| 銘柄 | 局面の要約 | メモ |
|---|---|---|
| 7974 任天堂 | 3山→ハートブレイク→かけつけ2杯→玉砕特攻→オレンジ反発強い形→カミカゼ→のちダブル天井で最終下落 | 特攻までは散々ナンパ。オレンジ回復で帰宅は崩れている |
| 9416 ビジョン | 2017。3山(弧つき)→ヤケクソ3.5人目→かけつけ→特攻→カミカゼで上復帰。週足・月足付き | 注釈どおり「散々ナンパのストーリーからカミカゼ復帰」。帰宅せず上げ再開する側の代表 |
| 3064 モノタロウ | 2024。山1〜4のボックス→調子よくかけつけ省略→そのままフィニッシュ(上抜け)。週足・月足付き | 「底足みても天井圏ではないところで発生。振り返ればボックス上抜け」。ザラバイン禁止/順張り/本数確認/ストライク集中の注釈あり |
| 4661 オリエンタルランド | 2012〜2013。オレンジ割らずに下値切り上げ→ここでカミカゼ濃厚→上へ。週足・月足付き | 「最低でもここでドテン必要」注釈あり。ザラバイン禁止/順張り/本数確認/ストライク集中 |
カミカゼでやられないためのハウツー
ショート側で散々ナンパを見ているときに、カミカゼへ巻き込まれないための扱い。
必須
- 三人目の高値を超えたら、必ずイーブンにする(建玉をフラットに戻す。押し通さない)
予兆を見る(入る前/保有中)
- ハートブレイクが浅い、または青が紫を割れない → カミカゼへ移る確率が高い
- かけつけが2杯(ダブル底) → オレンジ再上抜け確率が高め。カミカゼ寄りに注意
- 特攻後にオレンジ反発が強い形 → カミカゼ濃厚(任天堂例)
- オレンジを割らずに下値切り上げ → カミカゼ濃厚(オリエンタルランド例)
- 底足を見ても天井圏に見えない/振り返るとボックス上抜けに見える → カミカゼ側(モノタロウ例)
- 調子がよくかけつけを省略できそうな形 → そのまま上へフィニッシュしうる(モノタロウ例)
やられたあとの扱い
- カミカゼと判断したら、典型ルートの帰宅ショートを押し通さない
- 局面だけでは入らない。要所の技(ストライク)に集中する
- 三人目高値超え以外の濃厚地点でも、ドテン/手仕舞いを検討する(オリエンタルランド注釈)
- のち別形(例:ダブル天井)で落ちることはあるが、それは別の取りどころとして待つ
運用メモ(チャート注釈から)
- ザラバイン禁止
- 順張り(カミカゼ側に乗ったあとの向き)
- 本数確認
- ストライク集中
メモ・検証ログ
- 2026-07-21:イオン・エムスリー・エクシオ・パナソニックで型を確認し命名。技ではなく局面として登録
- 2026-07-21:エントリー地点は未確定。本命候補は「特攻がオレンジ回復せず → 帰宅」
- 2026-07-21:心折れ・景気づけダブル底は必須ではなく加点寄り
- 2026-07-22:高値圏の技としてスキージャンプを登録。三人目〜帰宅と重なりうる
- 2026-07-23:任天堂7974を2例追記。用語をペイントに合わせて整理(ハートブレイク/かけつけ/玉砕特攻)。三人目後の天底アタック注意、ハートブレイクのMA定義は場面による、を追記。カミカゼ変形を再現の目安に明示
- 2026-07-28:スクショを正統完成/変則完成/カミカゼの3パターンに再編(袈裟斬りのスクショ検証形式を参考)
- 2026-07-28:カミカゼに9416ビジョン(2017・カミカゼ復帰)を追加
- 2026-07-28:おかわり→ヤケクソ3.5人目(三人目直後・三人目超えなしのちょいアゲ)に確定。かけつけn杯=オレンジ下の底打ちn回(通常1〜2。2杯はダブル底で再上抜け確率高め)に定義
- 2026-07-29:カミカゼに3064モノタロウを追加。天井圏に見えない場所・ボックス上抜けに見えること、かけつけ省略がありうる、をカミカゼ節に反映
- 2026-07-30:ハートブレイク定義を確定。日足の青(20MA)の紫(50MA)割れ。青の侵入角度が深いほど確実。浅い/割れない→カミカゼ寄り
- 2026-07-30:段階順を変更。ハートブレイクは三人目の直後あたり(三人目→ハートブレイク→ヤケクソ3.5人目)
- 2026-07-30:カミカゼに4661オリエンタルランドを追加。「オレンジ割らずに下値切り上げ」をカミカゼ濃厚の目安として節に反映
- 2026-07-30:「カミカゼでやられないためのハウツー」大項目を追加。これまでの予兆・事後・運用メモを箇条書きで仮置き
- 2026-07-30:ハウツー必須を追加。三人目高値を超えたら必ずイーブン(フラットに戻す)
- 2026-08-05:高値圏の定石を追加。週足ローソクが明確に青(20MA)を割れると弱くなる(加点にも参照)
- 未決:特攻失敗自体を技にするか
- 未決:エクシオ1951を正統のままにするか、三人目弱さで変則へ移すか
- 未決:ハウツーの予兆・事後のうち、どれを必須/加点/注意へ昇格するか